ことの始まり
【2020.2.16記】
遡って、バセドウ病の診断に至るまでの経緯を。
数日前から上まぶたが腫れて収まらないのでおかしいなと思い
2020年1月初旬、近所の内科クリニックに行ってみました。
普通はまぶたが腫れたら眼科に行きそうなものですが、
この時すでに自分の中で「もしかして甲状腺の異常かも?」と思い当たることがあり
血液検査をしてもらうことを目的に伺ったのです。
その内科クリニックには去年の晩秋ごろから「プラセンタ注射」で何度か通っていて、
なぜプラセンタ注射かと言うと更年期対策。
40代後半に入った頃から、年中じゃないんだけど断続的に「更年期うつ」みたいな状態になることがあって。
その頃から「なんか最近おかしいな。。」と感じた時に、かかりつけの婦人科へ行って注射を打ってもらい気分を紛らわせたりしていました。肌の調子も良くなるし一石二鳥と思って。
以前はそれで収まっていたから深刻な状態ではなかったんだと思う。実際、2年前くらいの血液検査の結果では女性ホルモンの数値はまだ更年期のそれではなかったみたい。
でも去年の秋ごろからのうつ状態は「ちょっと今までとは違う。。」と感じる程で。
ちょうど、ずーーっと雨降りの日が続くようなどんよりした日が続いていた頃で
余計に気分が滅入っていたんだと思う。
バスで15分程のかかりつけ婦人科がものすごく遠く感じて出て行けなくて、
ネットで調べたらすぐ近所の内科でやってるって知って行き始めたのが始まり。
「まぶたの腫れ・原因」などでネット検索すると
「甲状腺機能低下症」というのが目に留まり、更年期症状と間違えやすいなどと書かれてました。
きっと私これなんだ。。と思い、血液検査すればすぐわかるようだったのでその内科で調べてもらいました。女性ホルモンの数値と共に。
数日後、結果を聞いてショック。
女性ホルモンの数値は悪くなかったんだけど
甲状腺に関しては、低下じゃなくて「甲状腺機能亢進」の方だった。。
内科医は「甲状腺の方は私じゃ手に負えないから、日本で一番と言える専門病院の伊藤病院に紹介状書きます」と言いました。
「伊藤病院。。あの表参道のアップルストアのとこにある。。あれか。。むか~し、知人が通ってるって言ってたなぁ。。あれって甲状腺専門だったのか。じゃ、あの人も甲状腺疾患だったんだ。。」
私はこんな事を思い出しながらも頭がぼーーーっとしてきました。
ところで、その時内科医が言った「私じゃ手に負えないから」ってのが今でも気に入らないです。
「手に負えない」って言い方は良くないよね。よほど重症なのかと感じてショックだったもの。
「私は専門じゃないから」とか「専門病院に診てもらった方がいいから」とかそういう風に言えないもんかね?
頭がぼーーーっとしている私に、内科医は続けました。
「○○さん、貧血だね。。(深刻そうに)内臓のどこかから出血してるかもしれないから胃カメラ・大腸内視鏡・腹部エコー受けて。鉄剤も処方しておくから。あと、心不全の値が高いから心臓のエコーも受けて。全部このクリニックで出来るから予約入れてから帰って。」
こんなことをまくし立てられて脳内キャパオーバーで何も言えず、目に涙が溜まっている私に内科医は続けます。。「○○さんの身体の中で、多くの事が起こってるかもしれませんから」
・・・なんだその言い方。
そういう可能性があるのは分かる。そもそも私は、常に最悪の事を考えるタチだし。でもそんな言い方しないで欲しかったよ。
涙をこらえながらすべての検査の予約を入れ、その日は泥になったような気分で帰宅したのでした。
とりあえずまずは伊藤病院に行かなきゃ。。
【2020.2.16記】