甲状腺眼症とお別れできますように

2020年1月に発症した甲状腺眼症とバセドウ病の治療の記録。2021年 リウマチと甲状腺乳頭がんも加わりました

入院3日目(手術当日)

 

甲状腺にさよならする日が来た。

私は元々バセドウ病なので働きすぎちゃった甲状腺ではあったものの、メルカゾール服用でわりとすんなり大人しくなってくれてたのに がん が見つかったせいで全摘することになっちゃって申し訳ない…と思うなど。

甲状腺は小さいとはいえ、人間に備わってる臓器をひとつ取っちゃう訳だからさ。

 

手術は9時からの朝イチで手術室へは8時半に入室予定となっていた。

 

朝6時に少量の水でメルカゾール等服用。もうすぐこの後甲状腺取っちゃうのにギリギリまで飲むのね。

8時に執刀医の先生と若い医師さんたちが来て、マジックでわたしの首に一本線を引く。「え…6~7cmって行ってたのに線長くない?」と思うと同時に「今はちょっと長めに書いてますからね、実際はもうちょっと短くなりますよ」と先生。

わたし顔に出てたかな(笑)

 

8時半に手術室へ。「うわぁ、ドラマで見た世界だぁ」と平凡な感想を抱く。

諸々セッティングされ、呼吸マスクをあてがわれて「麻酔いれますね~」の後から記憶なし。

 

「○○さん、終わりましたよ」で気づく。しばらくぼーっとしてた。

お部屋に戻ってからはひたすら喉の痛み。それと口内の気持ち悪さ。ベッド上で横を向いてうがいさせてもらえたけど、気持ち悪さはその後なかなか無くならなかった。

 

枕の横に置いたタブレットでひたすら曲を流して気を紛らわせた数時間だった。

お部屋に戻ったのは11時頃で、6時間後にはベットを起こしてお茶を飲んでみる(むせ込まずに飲めればそこから飲水OK)とのことだったのでそれまで音楽聞いてひたすら耐えた。

全曲で7時間以上かかるプレイリストを用意しておいたので「これを全曲聞き終わる頃には少し楽になる!」と思って耐えた。

 

予定通り17時にむせずにお茶を飲めた。ペットボトル用の長いストローが役に立った。そこからはベッド起こしてテレビ見たり。少し動くと…尿管が気持ち悪かった。

個室なのでテレビはずっとつけておいて気を紛らわせたのは良かった。

 

お茶飲んだりしても取れない口内の気持ち悪さが嫌だった。喉の痛みに関しては痛み止め点滴を入れてもらったので耐えられない程ではなかった。

あと、麻酔後の吐き気がなくカルシウム低下による痺れ(テタニー症状)も出なかったのは幸い。

 

朝になったら尿管を外して歩けるとの事だったので「早く歯磨きしたい~」と思いながら頑張った。

ベッド上でも歯磨きさせてもらえたけど色々困難そうだったのでベッドではひたすらうがいのみ。

腰や肩周りもだんだん痛くなってきたので (体の向きは変えて貰えるけどなんだかんだ横向きは疲れるのでまたあお向けに。ドレーンも気になるし) とにかく夜明けを待った手術当日だった。

 

そんなこんなで夜が明けた。