入院2日目(手術前日)
昨晩はぜんぜん眠れなかった。もともと場所が変わると寝付けないタイプだから仕方ないけど。3時位までは記憶あり。
7時過ぎくらいにアラームが鳴ってからうつらうつら。少し経つと並びの個室に担当医らしい方が出入りしている様子なとが聞こえてきて目が覚めた。
8時過ぎに朝食。
食べようと思ったところに、執刀医の教授先生が若い医師を4~5人引き連れてご登場。すご~い、ドラマみたいw
軽くご挨拶をいただいて終了。明日(手術当日)も同じ時間にいらっしゃるとのこと。
朝食。パンが温められていた形跡があってなかなか美味しかった。持参したブラックベリージャムが美味い。(ホテルでインルーム朝食するとジャムが3~4種類くらい来るので使わなかった分を持ち帰っているw 今回ものすごく役に立ってる)
デザートのマンゴーがよく冷えていて美味しかった。
その後は12時に予定されている手術説明まで何も予定はなし。食後眠くなってきたので寝ようとしてたけど、体温・血圧測定や薬の服用確認、お部屋のお掃除やタオル類交換など、入れ替わり立ち替わり人の出入りがあって結局寝たのは15分くらいかな。
12時過ぎ、外来へ行って手術説明。
手術内容や術後の経過などは前もって調べて知っていることなので復習のつもりで。
先生から再度言われたのは、甲状腺乳頭がんとしては低リスク(10ミリ程度で他への浸潤やリンパ節転移が見られない)で経過観察も許容できる程度だが、私の場合は既にバセドウ病と甲状腺眼症の罹患がある為の全摘適用だと。
切開の大きさは診断初期から6~7cmと言われていたので、今日は改めて確認しなかった。傷を小さくしようと小さすぎる切開にすると見えづらくて引っ張ってしまい、逆に皮膚を傷める事もあるそう。
首の筋肉も切るのかと聞いてみたところ、筋肉がタテに並んでいるところを分け入って奥の甲状腺を取るので、筋肉は切断しないとのことだった。これは甲状腺自体がほぼ腫れてなくて通常の大きさだからできることなのかな?
リンパ節の切除は「数個の予定」とのこと。甲状腺にくっついている状態のものを必要最低限切除する程度でいいとのこと。
手術後のヨード治療などは必要ない予定なので、明日の手術でがんを取ってもらった後は傷が早くきれいに治るようにケアし、甲状腺ホルモン剤を毎日服用して順調なら…その後は甲状腺眼症の手術の方に気持ちを切り替えられそうで少し安心。
甲状腺がんが早期発見でラッキーだったけど、私としては 眼窩減圧術 で元の顔に戻ることが最終ゴールなので、今回のがん手術は回り道させられてる感がひどい。
。。と思ってる。
あと、素朴な疑問として。
甲状腺を摘出してしまったら、攻撃する先が無くなった自己免疫抗体が他のところを攻撃し始めるということは無いのか?私の場合、リウマチもあるので今後はそっちが余計に酷くなっちゃうとかそんな事が起きるんではないかと気になって。
先生の返答としては「そういうことは…無いと思うけどねぇ…」と。
あんまり歯切れよくなかった…?自己免疫ってまだ分からない事がたくさんあるんでしょうかね。若干不安。
手術説明が終わり病室に戻ったらお昼ごはんが届いてた。チキン竜田揚げなど。すっかり覚めちゃってるのでチンしちゃおうかと、お皿がレンジ対応かどうか聞いてみたらレンジ不可だったー。それにしても…汁物欲しい。
急ぎ目に食べて13:30から麻酔の説明。
全身麻酔は初めてなので様子がわからないけど、とにかく眠って起きたら手術が終わっているということは分かった。
ま、怖いのは術後の動けない時間帯よねぇ。腰痛大丈夫かな。吐き気とかも心配。
その後はお部屋で過ごした。夜担当の看護師さんが来て体温血圧測定など。
夜ごはんが来る前に1階コンビニに行きペットボトルお茶など多めに購入。術後はツラかったらなかなか買いに行けないからね。
夜ごはんはおでん。コレ自分でチョイスしたメニューだったわ。(もうひとつの選択肢は主菜がポークビーンズ)
なんとなくお豆を食べたくなかったのでおでんにしたけど、これは自前のふりかけがなかったらなかなか辛いお食事だったかも。でも味は決して悪くないです。
娘が持たせてくれたお菓子でも食べようと箱を開けたら、娘からの手紙が入ってたよ。いつ入れたんだろう…入院前日、箱を開けて「美味しそう♪ありがとうね!」って言った後荷物のバッグにいれたんだよね。その後わたしがお風呂入ってる時かな。気持ちがありがたくて泣けちゃうよね。
私の入院中、洗濯とか掃除とか任せちゃってるので娘には感謝です。
さ、シャワー浴びて来ようかな。
24時までは水分摂って大丈夫。その後はうがいならOK。
明日は朝イチで手術。
さようなら私の甲状腺。